端午の節句 鯉のぼりの歌に込められた歌詞の意味とは?

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端午の節句といえば、
子どもの日であり、
男の子が健やかに育つようにと願う日であります。

兜を飾ったり、
鯉のぼりを揚げたりするご家庭も多いと思います。

ちまきや、柏餅を食べることもあるでしょう。

そんな楽しい端午の節句でおなじみの鯉のぼりの歌ですが、どんな意味があるのでしょうか。

鯉のぼりはお母さんが登場しないのはなぜ?家父長制の名残だった!

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鯉のぼりの歌は
「誰より高い鯉のぼり」
で始まることは、みなさん既にご存知だと思います。

この歌詞には、
大きな真鯉はお父さん、
小さい緋鯉は子どもたちと歌われていて、
お母さんの鯉が登場しません。

この曲は作詞は近藤宮子さんという方で、
作曲した人は不明です。

では、なぜこの歌にはお母さんが登場しないのでしょうか?

昔は今よりも家父長制が強く、
父親こそが一家の大黒柱だという考えが、
今より強く残っていました。

そのため、鯉のぼりには母親が登場しないのです。
特に江戸時代は、武家社会のため、
お家存続や発展のために長男の成長が特に重要視されたそうです。

鯉のぼりを揚げる文化も、
その長男の誕生と成長を祈るためのものであり、
昔は長男を表象する黒い真鯉一匹が揚げられたそうです。

今とはかなり違う文化ですよね。

鯉のぼりの歌詞に込められた意味とは?どんな意味があるの?

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江戸時代が終わり、昭和になると、
真鯉と緋鯉で父と子を表す文化が強くなって行きました。

真鯉が父親になった理由は、
江戸時代と比べると、
子どもの生存率が高くなったからだとされています。

長男として生まれた子どもを
主として考える必要性がなくなったので、
父権が以前より重要になったという考えが強くなりました。

そして、戦後には赤い色の鯉が、
母親を表すようになったのです。

つまり、鯉のぼりの歌は、
父と長男の健康を願う意味合いが強いといえます。

それは、今でも変わらずに残っている文化と言えるでしょう。

最近では鯉のぼりを揚げたりする家庭も、
少子化に伴い少なくなっているかもしれません。

そして鯉のぼりの歌は実は
2種類あることもあまり知られていないでしょう。

「甍(いらか)の波と雲の波」から始まる歌もあります。

こちらは作詞は負傷で、作曲は弘田龍太郎という方です。
いつの時代になっても、鯉のぼり歌は、
子どもの健康を願う意味だということがわかりました。

端午の節句 鯉のぼりの歌に込められた歌詞の意味とは? まとめ

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鯉のぼりの歌って
どんな意味なんだろうと思っておられる方に、
今回はどのような意味が込められているのかご紹介しました。

お子さんがいるご家庭では、みなさんで歌うのも良いですね。

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